真九年母(柑橘の木)の豊かなイメージ

4月6日の練習は大城グェーナとアガリユウの全節研究でした。

大城グェーナは名前の通り、築城の様子を描いたクェーナですが、建物は歌詞の前半で完成してしまい、後半は敷地内に植えた真九年母(柑橘の木)が成長して実が成るまでの様子が生き生きと描かれています。

「あから熟み美らさ(赤くきれいに熟して) むしゅゆみやが袖」

これまでこの一節の「むしゅゆみやが袖」の意味が良くわからなかったのですが、会員のお一人が図書館で調べてくださいました。

「むしゅ」には「百の(たくさんの)」という意味があるのだそう。

ということは、、、「ゆみ」は「読む(数える)」となり、「数えきれないほどたくさんの袖」と解釈できるかもしれません。

大豊作の真九年母の実を大人数で収穫している光景が目に浮かぶようです。

手分けして収穫した、たくさんの真九年母を国王をはじめとする大勢の方々と分かち合い、屋敷の主の長寿を願って歌は終わります。

新しく建つお城が、周囲の人すべてに幸せをもたらすほど豊かで繁栄するように願う歌なんだなあと
改めて歌の美しいイメージに感動しました。