首里クェーナ保存会で伝承しているクェーナの中で最も古いといわれている「ヤラシィ」。察度王の時代に屋良村の地頭が王の命により京都の山城へ旅をした一部始終を謡っているといわれています。
静かに歌われる曲が多い中、ヤラシィは手を打ちならし、足踏みしながら掛け合いで歌うのが特徴。全節なんと568節もあります。リズムよく掛け合いするのはなかなか難しく、舞台で披露するには結構覚悟がいります。
コロナ禍で首里のクェーナを公の場で披露する機会が激減していますが、クェーナへの理解を深めて研鑽を積む良い機会と捉え、4月20日から難易度の高い「ヤラシィ」の全節研究が始まりました。ほとんど古語で構成されているため意味がよくわからない箇所もでてきたりするのですが、いろいろ吟味する中で当時の情景が鮮やかに浮かび上がってくる瞬間は得も言われぬ喜びがあります。どんな世界がこれから見えてくるのか?楽しみです!
